令和6年度起業家教育プログラム支援校募集
募集概要
応募資格
都内の小学校(4年生〜6年生)及び中学校(公立・私立は問いません)
応募条件
(1) 都内の小中学校であること
(2) 教職員が主体的にプログラムに携わることができる体制が整っていること
(3) プログラムの支援を受けることについて学校内で合意していること
(4) 令和7年度に総合的な学習の時間等にプログラムを導入する予定であること
応募方法
申請書フォームよりお申込みください。詳しくは募集要項をご覧ください。
募集要項(PDF形式:411KB)
募集期間
令和6年5月21日(火)〜令和6年11月29(金)
支援校の決定
応募内容に基づく専門家等の書類審査により、12月に決定します。
応募校に対しては事務局より結果を通知し、採択された学校については本事業Webサイトにおいて公表します。
審査は、次の観点で行います。
・プログラム導入の実現可能性
・プログラム実施の有効性
・学校内の実施体制
・地域企業等との連携の見通し
・起業家教育の教育課程における位置付け(記載)の見通し
・令和8年度以降の起業家教育実施の継続性
支援プログラム概要
令和6年度:起業家教育プログラム 策定支援
令和7年度のプログラム導入に向けて、実施プログラム及びカリキュラムの事前説明会を実施します。また、時間やノウハウに限りのある学校・教員の方々に対し、起業家教育導入にあたっての負担が極力発生しないようプログラム策定の支援を行います。
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採択校説明会採択決定後、管理職/指導主任を対象に支援プログラムの概要説明会を開催します。
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プログラム策定支援説明会後、プログラム案の策定をサポートいたします。策定にあたり、不明な点などがある場合には、事務局にご相談ください。
令和7年度:起業家教育プログラム 実施支援
指導案、ワークシートや立ち合い授業に関する準備、協力企業等との調整など実施に必要な支援を行います。
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1時間ごとに、授業の進行方法等を書面にてご提示します。
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プログラム内では2日は事務局が講師として授業を実施します。
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授業で協力を依頼する企業等に関しての選定・折衝を行います。
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授業で使用する教材や配布物は事務局がご用意します。
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協力企業等との間の授業内容やねらい等に関する詳細な調整を行います。
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プログラムを担当する教職員に対して、事前研修を実施いたします。
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教職員がスムーズに運営できるよう、SLACK等を使った相談窓口を設置します。
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教育効果の確認のため、事前事後アンケートを実施、報告します。
プログラム原案
生徒数や学校の状況により時間数は調整が必要となりますのでご相談ください。
- 8時間の例
- 15時間の例
- 24時間の例
タイトル/概要 | 具体的内容 | 期待される学習効果等 | |
---|---|---|---|
1 | アイスブレーキング | こどもたち同士で、得意なことや、将来の夢などを話しあいます。 | コミュニケーション能力の向上 |
2 | プログラムの目的の説明 | これからの授業の流れと、目的を説明します。 | – |
3 | 会社を作る「役職」の説明 | 会社を作るにあたり、必要なポジションを考えます。 | 自分の得意な力を活かす |
4 | マーケティング、商品企画 | どんなものを作ったら売れるのかをいろいろと調査して考えます。 | アイデア・発想力を磨く |
5 | 事業計画を策定する | 商品を何個作って、いくらで売って、その材料を仕入れるにはいくらかかるか考えます。 | 理論的思考能力・計算能力の向上 |
6 | 製造、広告に関する製作 | 実際の商品を作ったり、宣伝用のポスターを作ったりします。 | チームワークの重要性・時間の管理能力の向上 情報発信能力を高める |
7 | プレゼンテーション、販売活動 | 原材料を仕入れる資金を調達し、製造販売を行います。 | プレゼンテーション能力の向上、責任感を養う |
8 | 決算、返済、振り返り | 活動においてよかったところや今後、改善できるところなどを話し合います。 | 損益に対する理解力を高める、細かい作業の大切さを知る |
タイトル/概要 | 具体的内容 | 期待される学習効果 | |
---|---|---|---|
1 | 起業家の話を聞こう | 起業家の講演を聞き、起業についての考えを深める。 | 新たな価値観を学び、探究心や共感する力 | 2 | 起業について考える | 起業への興味を喚起し、どんな職業についても必要となるアントレプレナーシップの重要性を理解する | 主体性、好奇心の発揚 | 3 | 会社をつくる | 自分と仲間の得意なことを理解することで、自己肯定感を高める | 協働力、自己肯定感 | 4 | 市場調査する | 問題意識をもち、世の中の課題や困ったことを発見する | 課題を発見する力、探求心、情報収集力 | 5 | 商品を企画する | 市場調査結果をもとに、想定顧客層や求められている価値についてまとめる | 創造性、主体性 | 6 | 計画を立てる | 事業計画を言語化し、数字をベースとして共通理解を図る重要性を理解する | 論理的な思考、実行力、仮設を立てる能力 | 7 | 資金をあつめる | 考えを論理的に説明し、金融機関の納得を得るために何度でも挑戦する | コミュニケーション力、批判的思考力、問題解決力、やりきる力 | 8 | 仕入れる | 計画的に取り組む姿勢を育み、経済の不確実性を体感する | 主体性、交渉、判断力 | 9 | 商品を形にする | 顧客への価値提供の責任と大切さを理解し、質の高いものをつくる意識を高める | 創造性、主体性、計画性 | 10 | 商品を完成させる | 仲間の協力して時間内に完成させる。与えられた役割を最後まで完遂する | 協働力、責任感、やりきる力 | 11 | 広告宣伝を考える | 相手に伝わるように説明をしたり、見せ方を工夫し相手の共感を得る | 創造性、表現力、主体性 | 12 | 開店準備をする | おつりや売上金など金銭の管理方法を確認する。 | 計画性、協働力 | 13 | 販売する | お客さんの前で広告宣伝をし、商品を販売する。お客様からのフィードバックをもらい、企画した商品の市場価値を知る | プレゼンテーション力、表現力、コミュニケーション力 | 14 | 計算する | 売上は市場の客観評価であると理解する。借りたお金を返済し社会的責任を知る。不確実性や失敗から学ぶ経験をする | 責任感、失敗から学ぶ姿勢、次のステップを考える未来志向 | 15 | 振り返り | 客観評価や一連の活動を通じて、失敗を次につなげる意識を高め、プログラムの目的が達成できたか振り返る | 内省する力、客観的評価の重要性、結果を認識する力 |
タイトル/概要 | 具体的内容 | 期待される学習効果等 | |
---|---|---|---|
1 | アイスブレーキング | こどもたち同士で、得意なことや、将来の夢などを話しあいます。 | コミュニケーション能力の向上 |
2 | 23コマの授業の目的の説明 | これからの授業の流れと、目的を説明します。 | – |
3 | 自分の考え、仕事について知っていることの発表 | 自分で会社を起こす、家業の後をつぐ、社内ベンチャーを起こすなどを自分で考え、発表します。 | 自分の得意な力を活かす |
4 | 自分の仕事の選択肢 | ||
5 | 起業家・会社について調べる | ||
6 | どんな会社、起業家に感銘を受けたかを発表 | ||
7 | 会社をつくる | 会社を作るとはどういうことかを考えます。 | |
8 | 役職の説明「自分たちで必要な役職も考える」 | 会社を作るにあたり、必要なポジションを考えます。 | |
9 | マーケティング(顧客対象を事前に設定) | 現在そして将来、どんなサービス商品が必要かを考える。 | アイデア・発想力を磨く |
10 | 商品の企画① | どんなものを作ったら売れるのかをいろいろと調査して考えます。 | |
11 | 商品の企画② | ||
12 | 事業計画の策定① | 商品を何個作って、いくらで売って、その材料を仕入れるにはいくらかかるか考えます。 | 理論的思考能力・計算能力の向上 |
13 | 事業計画の策定② | ||
14 | 借入、「投資」など事前に決めた資金調達方により資金調達 | ||
15 | 仕入れ | ||
16 | 商品づくり① | 実際の商品を作ったり、宣伝用のポスターを作ったりします。 | チームワークの重要性・時間の管理能力の向上 情報発信能力を高める |
17 | 商品づくり② | ||
18 | 広告宣伝 | ||
19 | 広告宣伝 | ||
20 | 販売 | 原材料を仕入れる資金を調達し、製造販売を行います。 | プレゼンテーション能力の向上、責任感を養う |
21 | 決算、分析 | 活動においてよかったところや今後、改善できるところなどを話し合います。 | 損益に対する理解力を高める、細かい作業の大切さを知る |
22 | 返済、配当、税金、社会貢献について考える | ||
23 | 児童、生徒のプレゼンテーション、振り返り① | ||
24 | 児童、生徒のプレゼンテーション、振り返り② |
本プログラムは株式会社セルフウイングが監修しています。
起業家教育の実施イメージは、こちらをご覧ください。
企業との連携
支援対象校の要望により様々な企業へご協力を依頼します。
R5年度協力金融機関:
・青梅信用金庫様
・きらぼし銀行様
・城北信用金庫様
・巣鴨信用金庫様
・多摩信用金庫様
・日本政策金融金庫様
・東日本銀行様
事業説明会のご案内
東京都は、これからの産業を担う若い世代を含めた幅広い層が起業を目指すよう、すそ野を広げるための取り組みとして、都内の小中学校の起業家教育に対する支援を行います。
専門家による起業家教育の概要説明や、昨年度実施校の事例紹介などを含めた事業説明会を以下日程で開催しますので、ぜひお気軽にご参加ください。
1.開催日時及び開催方法
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日時
令和6年7月12日(金)15:30〜16:30
令和6年9月19日(木)15:30〜16:30
令和6年10月11日(金)15:30〜16:30方法
オンライン(Zoomを使います)
2. 内容(予定)
- 起業家教育とは
早期起業家教育の必要性や本プログラムのポイントをご説明します。 - 事業概要説明
本プログラムで提供するカリキュラムやサポート内容をご案内します。 - 実施事例の紹介
本プログラムを実施した小中学校の事例を紹介します。 - 質疑応答
本プログラムの内容や、実施にあたっての疑問にお答えします。